2002年6月27日。
この日は歴史的一夜となった。
B'zとAEROSMITHの夢の競演。
そしてその場に居合わせることのできた感動。
私はこの日を忘れない……決して!
とまぁ、いきなり何を言いだすんだと思われるでしょうが正にそうなんです!
この日、天気は生憎の雨でした。
今日の私の出で立ちは2001年のrock and rollTシャツにビニールバック。
もろELEVENツアーの格好です。
…というかこれしか持ってないんですよね。(^^;)
午前中の授業に出てそのまま開催地である東京スタジアムに向かいました。
最寄の駅――飛田給に着いたのは開演30分前。
小雨の降る東京スタジアム。
流石にまわりにはB'zファンが多いです。
様々な、グッズのTシャツを着ている人がいました。
みんなBrotherなんだなぁ。
ライヴには付き物のダフ屋なんですが、今回はあまり見かけませんでした。
なんででしょうね? 当日券発売していたからかな?
違法グッズ売りの店もなかったし。取締りがしっかりしてたのかしら。いいことです。
むしろ普通の人でチケットちらつかせている人が多かったです。
「明日のチケットあります〜。」と言われてもねぇ、わかってないですね。
今日と明日ではお客さんの種類はぜんぜん違うんですから。
今日はB'zファンが8、エアロファンが4、その他1ってところですかね。
(重複してます(笑)。私は両方のファンです。)
ところで入場の際に行われるカメラチェックって実際んとこ意味無いと思うんですよね。
ろくすっぽ調べないし、最近ではカメラ付のケータイとかありますし。
まぁ、場内を撮るというのは本人のモラルの問題ですよね。
さて、チケットを見せることでパンフとポンチョを貰えました。
それで、17:00の開演時間直前だったので、早速傘をしまって、ポンチョを着て座席へと向かいます。
グッズ販売場に寄れなかったのが非常に残念です。
M-5入り口から入ることになっているんですが…
なんとその扉には鍵がかかっていたんです!!!
なにぃ――!!!?
てんぱった―――!!!(笑)
別の入り口から座席へもうダッシュ。
そのとき変なところを通ってしまいました。
ラジオでよく聞く声の人が実況している席の真後ろです!!(爆
ぎゃ―――っす!!!
関係者以外立ち入り禁止ってところですか―――!!?
捕まる前に逃げました(笑)。
そもそもM-5の入り口に鍵がかかってるのがいけないんだい!
座席に着いたらそこはギリギリ屋根のあり、風が吹いたら雨が吹き込むといったところ。
ステージは遠いです。(T−T)
なんか目の前に照明塔みたいなのがあるし。
じゃまだ〜!!
それでいてもう、ポンチョが暑い暑い。
燃えていたので脱ぎました(笑)。
私の右後ろには関係者専用の席があって、どうやらそこに稲葉さんのご両親がお見えになっていたようです。
(近くの女性達が悲鳴をあげていたので。)(^^;)
オペラグラスで確認しました。あの手を振られている方かなぁ?
他にも黒人の方などを見ました。
誰なのかわかりませんが、あそこにいるということは有名人なんでしょう。(ぉ
しっかし、17時を過ぎてもなかなかライヴが始まりません。
Ceremony Actの演奏が続いています。
指揮者のジークフリート・アンドラシェックが観客に手拍子を求めるのが印象的でした。
続いて指揮者などが変わって演奏していたのですが、
すいません。全然聴かずにおにぎりがっついてました(笑)。
続いて登場したのは鼓童。
ねじり鉢巻きにふんどし姿の大将(笑)が大太鼓をどかどかたたいています。
粋ですねぇ。きっと寒くないんでしょうね。
下のポンチョを着ているオーディエンスとのギャップがちょっと笑えました。
太鼓の音は正面のスピーカーからのみ出されていたので、
私の席ではかなり時差が…(^^;)
ん!? もしかして開演って前座を含んでいるんですか!?
だったらグッズ販売に並んだのに〜!
辺りを見回すとなんと見たことのないrock and roll Tシャツを着ている人がいます!
背中には今日の日付が!! 本日限定のグッズです!
あぁぁ、欲しいぃ〜。
しかも、もう売り切れですって!( ̄□ ̄;)
本日限定のB'zグッズとしてそのTシャツとバンダナが売られていたそうです。
大学行かなきゃよかったなぁ。(ぉ
鼓動の後、いよいよB'zのセットが組まれています!!
おおお!!!
まっちゃんのギターやビリーのベースの音合わせをしています!!
開演から押しに押して、1時間10分後、
ついにB'zの登場です!!!
…とその前に、今回のライヴのいきさつについて話しておくとしましょう。
B'zとAEROSMITHは過去に一度顔合わせをしていました。
ミュージックステーションにアルバムの宣伝として出演していたAEROSMITH。
そのときB'zはシングル「FIREBALL」を演奏したのです。
スティーヴン・タイラーは「日本にもこんな音を出せる奴らがいたのか!!」と目から鱗だったそうです。
AEROSMITHはフィファワールドカップオフィシャルコンサートの
インターナショナルデーに先に出演が決まっていました。
スティーヴン・タイラーが「日本人と演るならB'zがいい。」とご指名してきたのが、
今回の夢のライヴ――歴史的対バンが決定したのです。
先程のCeremony ActのSE(かどうかは分かりませんが、ストリングス)が流れて大きなモニターに映し出されたのは
「once upon a time in 横浜」の映像です!
曲がダイジェストで流され、その都度大合唱です(笑)。
続いて「熱き鼓動の果て」のPVがフルで流れました。
そしてB'zのコメントが!!!
何をおっしゃっていたのかよく覚えてませんが(笑)、今回のライヴへの感謝と意気込みを語られていました。
いよいよ登場!!!
ここからようやくライヴの内容レポですが、
MCとかはうろ覚えなので正確ではないです。(ぉ
すごい歓声です!!
一曲目は「juice」!!!
出だしからぶっ飛んでいます!!!
ギターソロの後、短い掛け合いがありました。
「♪はじめからわかっていた〜」の後の2発のスーパースネアショットで全身の毛穴がぶわっと広がりました!!
「It's alright!」は当然シャウトです!!
すぐさま「DEVIL」の演奏!!
イントロは「TOKYO DEVIL」のバージョンでした。
ラストにキーボードソロが入ります!
そして「Fly!」で終了!
「今日は… 今日は… 今日は…
今日はB'zだけじゃないけどB'zのLIVE-GYMにようこそ!!!」
ライヴでも定番の「ZERO」です!
ラップに入る前がCDとは違ったアレンジでした。
最後にまっちゃんのドリルプレイが炸裂!!
続いて「love me, I love you」。
キャッチーなこの曲をやるのはちょっと意外でした。
新曲の「Warp」。
私はこのライヴで始めて聴きました。
稲葉さんがラジオでささやかれた「嫌いなわけないだろう…」、「ずっとそばにいてほしい…」はこの曲の歌詞だったんですね。
稲葉さんがアコースティックギターを持ち出し、松本さんも座って演奏した新曲
「ちょっとゆっくりした曲を聴いてください。」と始まったのは「Bule Sunshine」。
「ここから見ると、その、ポンチョって言うんですか? 雪が積もったようです(笑)。」
「一生に一度のことなので、思いっきり、歌って、騒いで、楽しんでってください。」
「GO★FIGHT★WIN」
初聴の新曲でしたが、その場の勢いでGO!GO!と叫びまくりました!
隣の人が私の声がうるさかったのか、手で耳を抑えていました(爆笑)。
「STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜」
そういえば今回のライヴでアルバムの曲が来るとは思っていませんでしたねぇ。
「Calling」
開場を3分割して歌の練習。
「どっちの端かわからない人、もう大人なんだから自分で判断してください(笑)。」
観客に声を出すようにと稲葉さん。
“Brotherhood”のライヴを思い出します。
エンディングは、Brotherhoodのときよりは短いバージョンのライヴアレンジです。
「ちょっと座って歌ってもいいですか? 別に疲れたわけじゃないですよ(笑)。」
「W杯にかかわったすべての人、日本の選手達にも感謝を込めて歌います。歌える人は歌ってください。」
松本さんはアコースティックギターを持っています。
「熱き鼓動の果て」
「あ〜〜つきこぉどぉおーのはぁてにー♪」とかなり大きな声で歌う稲葉さん。
「あ〜〜なにがぁまぁあっているんだろー♪」は観客にマイクを向けてみんなが歌います。
1番が終わったあと、松本さんがギターを持ち換えるのをうまくリズム隊が繋げます。
「モウスグデアナタニアエル♪」が最後はシャウトになってすごかったです!!
メンバー紹介。
増田さん、ビリー、シェーンの順に紹介して、シェーンのドラムソロに入ります。
シェーンはいつのまにか裸でした!(^^;)
超速の3・3・7拍子のようなドラミング!
すごい!!!
「FIREBALL」
稲葉さん衣装チェンジ。
ここからはハイテンションな曲が続いて私もイってしまいそうでした!(笑)
「そして自分のもとへ〜〜〜いえ〜〜〜〜えぇいえ(まだかといった表情の稲葉さん)
〜〜〜〜えぇぇぇいぇええ!!!」
伸ばしに伸ばして最後はシャウト!
「Liar! Liar!」
エンディングがかっちりキマりました!!
「さまよえる蒼い弾丸」
恒例のぐるぐる回転されていました。
ラストはジャジャジャジャン!!(?)とバシッと終わりました。
四弦達人、ビリー・シーンのソロ。
この目にも留まらぬ指の速さ!!!
しびれる―――!!!
そのまま「ギリギリchop」に突入!
この曲はタオル振り回しが定番です!
全編にわたって振り回していたら、血管と腕がイってしまいました(笑)。
最後は“juice”のライヴの時のように稲葉さんが自らのTシャツを脱いで振り回しました!!!
去年は裸にならなかったので、もう大興奮です!!!
ラストは「ultra soul」!
ギターソロはアルバムバージョンです!
最後の「ultra soul Hi!」は畳み掛けるようになんと3連発!!!
一気に昇天です!!!
「ultra〜」と唄って終わりました。(「soul」って言って欲しかったのかな?)
花火が一気に打ち上げられました!!
「せぇのーおつかれ〜。」
B'zのライヴの終演後にかかっていた曲は「GREEN」にも収録されていない新曲でした。
「♪メッセージよ届け、あなたに届け」といった歌詞です。
今回はこれで終わりじゃありません。
続いてAROESMITHのライヴです。
私の体力はもはや限界を超えていました(笑)。
自分で言うのもなんですが、私のライヴのノリは尋常じゃないんです。常軌を逸しております(笑)。
日頃の鬱憤を晴らしているのかも。(^^;)
でも周りの迷惑にならないようには気を使っているつもりです。
ギリチョのタオル回しのさいもタオルは握るように持って周りにあたらぬよう注意は払っていました。一応…
(あれ、目にあたって眼帯を付ける羽目になった人がたくさんいるらしいですね…)
足を踏んだり手がぶつかったりするのはしかたないことですが。
そんなことはともかく。
雨がまたパラパラと降り始めた頃、
エアロのシングル曲のPVが次々とスクリーンに映し出されました。
そしてコメントが流されます。
いよいよか!?と思いきや、知らない女性シンガーの曲が流れているだけでなかなか始まりません。
もしかして何かトラブルがあったのかも。
10分以上待たされてようやく始まりました!
私はAEROSMITHのライヴは初めてでした。
が予習した甲斐がありました!! 殆どが知っている曲でよかった!
(因みに、スティーブンはTVでスパイダーマンと新曲は演ると自らネタバレしていました(笑)。)
というか、ベスト版的な選曲のライヴです!
エアロのライヴで、なによりも凄かったのがスティーヴン・タイラーのシャウト!!!
これはもう、一緒になって吼えました!
それと、音がでかい!
エアロのほうはMCは英語だったのでよくわかりません。(^^;)
覚えてる演出はというと…
「LOVE IN AN ELEVATOR」
まんまエレベーターの映像が映っていました。
「オーレーオレオレオレー♪」
と掛け合いもしました。
「JADED」の前だったかな?
スティーヴンのブルース・ハープが印象的な「PINK」。
はて? 何の曲かド忘れしましたが、拡声器で歌っている曲もありました。
ジョー・ペリーのギターにプリントされていた女性は奥さんらしい…
微妙に日本語でMCしてくれて嬉しかったです。
スティーヴンは左肩に“必勝”、右肩に“夏娘”とペイントしていました(笑)。
夏娘は新曲の「GIRLS OF SUMMER」にかけています。
「STOP MESSIN' ROUND」では
ジョー・ペリーがメインボーカルをとりました。
ピアノのイントロから始まった「I DON'T WANT TO MISS A THING」
エアロのバラードは心にしみるなぁ…
アンコールは
「THEME FROM SPIDERMAN」から。
「この場を与えてくれたFIFA。ドウモアリガトウ。」
開演から5時間が過ぎた午後10すぎ、「TRAIN KEPT A ROLLIN'」で
スティーヴンが「TAK & KOSHI!」と叫んでB'zの登場!!!
夢のジョイントが今実現!!!
1番は稲葉さんが歌いました!!!
そしてサビでは稲葉さんとスティーヴンが肩を組んで歌います!!!
まっちゃんとジョー・ペリーのギターの掛け合いもすごい!!!
すごいすごいすごい!!!!
感動です!!!!!
スティーヴン(稲葉さんかも?)は最後に「ばいちゃ!」と言ってステージを去りました。
ア、アラレちゃん!?(笑)
B'zとAEROSMITHは90分ずつライヴを行いました。
この日は本当に燃え上がりました。
どうやって家までたどり着いたかよく覚えていません(笑)。
これを書いている時点で、全身筋肉痛で全く動けない状態です。
さらに喉が潰れて、声が出ません。ヤバイかも。(^^;)
翌日、大学は午前中に講義があったにも拘らず、学内の図書館で爆睡してしまいました。(ぉぉぉ
後日談としてB'zはラジオでこう話されています。
(サンスポより)
エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーと激しいリードソロ合戦を繰り広げたギターの松本孝弘(41)は、「高校の時に初めてレコードを買った人たちと一緒にやるなんて思いもしなかった。でも、彼らはすごい先輩なのに僕たちのために気さくな雰囲気を作って、気負いもなく楽しくできたね」と、これまで味わったことのない充実したライブだったという。
スティーブン・タイラー(54)と肩を組み、1本のマイクで一緒に熱唱したボーカル、稲葉浩志(37)も「夢みたいだった」と振り返った。ライブ終了後も廊下を肩を組んで一緒に歩いたことを明かし、「そこでスティーブンに『夢みたいだ』と言ったら、『夢は実現するものさ』と言われて、鳥肌が立った」と“実況解説”した。
その時、稲葉はスティーブンに英語で「グースバンプス(鳥肌)」と説明すると、「俺もだ」と笑顔で返されたという。「スティーブンと歩いた数十メートルは一生忘れない」と大感激だ。エアロの面々が50歳を過ぎても一線で頑張る姿を目の当たりにした2人は、「こんなにエネルギーをもらえる人たちには会ったことがない。僕らのお手本。あんなふうにやってみたいね」と大いに刺激を受けたようだ。 |
うわぁ、なんか心に響くなぁ。(T▽T)
いいこと言うね!スティーヴン!!
「夢じゃないあれもこれも 今こそ胸をはりましょう」
ふと「ultra soul」の歌詞を思い出しました。
そう、冒頭に述べた通り、このライヴ――歴史的瞬間の証人になれたこと、素直に誇りを持ちたいです。
2002/6/29
〜SET LIST〜
Ceremony Act |
1. |
雷鳴と稲妻 |
2. |
春の声 |
3. |
山賊のギャロップ |
4. |
Bahn frei |
5. |
美しき蒼きドナウ |
6. |
ラデツキーマーチ |
7. |
Dream Planet |
鼓童 |
1. |
大太鼓 |
2. |
族 |
B'z |
1. |
juice |
2. |
DEVIL |
3. |
ZERO |
4. |
love me, I love you |
5. |
Warp |
6. |
Blue Sunshine |
7. |
GO★FIGHT★WIN |
8. |
STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜 |
9. |
Calling |
10. |
熱き鼓動の果て |
11. |
FIREBALL |
12. |
Liar! Liar! |
13. |
さまよえる蒼い弾丸 |
14. |
ギリギリchop |
15. |
ultra soul |
AEROSMITH |
1. |
BACK IN THE SADDLE |
2. |
LOVE IN AN ELEVATOR |
3. |
JUST PUSH PLAY |
4. |
JADED |
5. |
MAMA KIN |
6. |
PINK |
7. |
GIRLS OF SUMMER |
8. |
STOP MESSIN' ROUND |
9. |
DREAM ON |
10. |
DRAW THE LINE |
11. |
I DON'T WANT TO MISS A THING |
12. |
CRYIN' |
13. |
WALK THIS WAY |
14. |
UNCLE SALTY(イントロのみ)〜SWEET EMOTION |
Enc 1. |
THEME FROM SPIDER MAN |
2. |
WHAT IT TAKES |
3. |
LIVIN' ON THE EDGE |
B'z & AEROSMITH |
1. |
TRAIN KEPT A ROLLIN' |
おまけ写真
東京スタジアム。
開演前はてんぱってて写真が撮れませんでした。(^^;)
|